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テキストエディタ
テキストエディタを準備します。Windowsは「メモ帳」、Macであれば「テキストエディット (TextEdit)」で問題はありません。慣れてきたら、他のエディタを試してみてください(エディタを使おう!)。
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エディタに記述したプログラムをRにペーストします。

ベクトル
一覧表(Rではデータフレームと呼びます)
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ベクトル
pre変数のベクトルは、 (112, 138, 124, 120, 136, 142)
post変数のベクトルは、(138, 139, 136, 130, 143, 140)
day変数のベクトルは、(月曜日, 火曜日, 水曜日, 木曜日, 金曜日, 土曜日)
time変数のベクトルは、(AM, PM, AM, AM, PM, PM)
place変数のベクトルは、(屋外, 室内, 室内, 室内, 屋外, 室内)
*pre, post, day, time, placeなどは変数名と呼ばれています。
ベクトル:ベクトルは同じ種類のデータが一列に並んだもので、Rで最も基本的なデータ形式の一つです。数値や文字がベクトルとして保存されます。
変数:変数とは、データを保存するための「容器」のようなものです。上のデータフレームには5つの変数が含まれています。
例)患者Aさんの歩行練習前後の血圧を6日間計測しました。変数名をpre, postとして、治療前後の血圧データ(ベクトル)を各変数に格納します。Rでは、記号 <- を使います。
pre <- c(112, 138, 124, 120, 136, 142)
post <- c(138, 139, 136, 130, 143, 140)
print(pre)
print(post)
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プログラム上のベクトルは横に並んでいます。しかし、実際のベクトルはエクセルのように縦に並んでいます。View関数を使用して実際のイメージを確認することができます。
View(pre)
View(post)

ベクトルの平均値を求める関数mean
mean(pre)
mean(post)

round関数で小数点以下を調整
round(mean(pre), 1)
round(mean(post), 1)

<-(代入演算子)
「<-」は一般的な代入演算子で、変数に値や計算結果を割り当てます。例えば、変数 x にベクトル{2, 5, 8} を代入する場合は、x <- c(2, 5, 8) と書きます。= を使用することも可能ですが、Rユーザ間では一般的に <- が推奨されています。
= (代入演算子)
「=」は、特に関数の引数に値を指定する際に用いられることが一般的です。例えば、関数を呼び出す際に plot(x, y, col = “red”) と記述すると、引数 col に “red” を代入しています。
== (比較演算子)
「==」は二つの値が等しいかどうかをテストするために使用されます。この演算子は条件式でよく用いられ、結果は論理値(TRUEまたはFALSE)となります。
x <- c(2, 5, 8)
y <- c(2, 5, 6)
x == y
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