Rのパッケージについて

パッケージ

パケージのインストールで R を挫折する人もおられますので解説します

R のパッケージとは、世界中の研究者から無償で提供されている関数やデータセットをまとめたものです

デフォルトで最初からインストールされているパッケージもありますが、不足分はCRAN を通してダウンロードします

CRAN (Comprehensive R Archive Network)は、R 本体や各種パッケージをダウンロードするためのWebサイトで、 全世界にミラーサイトが存在します(RjpWiki

パッケージの保存場所とパス指定

パッケージをダウンロードする前に、path関数でパッケージの保管場所を指定します

通常は以下のような場所になります

.libPaths("C:\\Program Files\\R\\R-4.3.1\\library")

デスクトップに専用のフォルダ(例:Rpackages)を作成しても構いません…フォルダ名は何でも大丈夫です

.libPaths("C:\\Users\\  ここは個人のPC名  \\Desktop\\Rpackages")

これでパッケージの保管場所が指定できました

その後は、パッケージをダウンロードしたら、同じ場所に保管してくれます

僕の保管フォルダ(Rpackages)の中を見てみます。いろいろなパッケージがあります。一度ダウンロードしたら次回からはダウンロードが不要です。

パッケージのダウンロード

それでは実際にパッケージをダウンロードしてみましょう

試しにdplyrというパッケージをCRANからダウンロードしてみます(dplyrを利用することで一覧表の操作が楽になります)

インストールは以下のコードをコピペするだけでOKです

install.packages("dplyr")

では、実際にやってみましょう

CRANはJapanを選択してOKをクリックしてください。

最後にどこにインストールされたか表示されます

他のパッケージもインストールしたらここに追加されることになります

私の場合は常にデスクトップに置いておきたいので、インストール場所を指定します

Rのバージョンを変更したときも常に同じ場所にパッケージを保管しておけばバージョンが変更してもすぐに使えます(他のPCで作業する場合もパッケージだけ持ち出すと便利)

パッケージを起動する関数 library

パッケージを使う場合は、関数 library を使用します

library(dplyr)

これでパッケージdplyrが使える状態になります

プログラムのなかで :: の記号がある場合は、「このパッケージを使用してますよ」という意味です

使用しなくても構いません

データセット sample01 をdatに格納します(ファイルの読み込み

dat %>% 
	dplyr::group_by(treatment) %>% 
	 dplyr:: summarise(mean(age))

:: は、「パッケージpsychのなかの関数describeByを使ってますよ・・・」という意味です

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